ふしぎ遊戯
あらすじ
中学3年生 受験生の一人の少女、夕城美朱が図書館で偶然見つけた
古代中国小説 「四神天地書」 によって、親友 本郷唯とともに本の中の
世界に入ってしまう。美朱は本の中の国、紅南国の朱雀の巫女として
朱雀七星士と共に願いを叶える神獣「朱雀」を呼び出すため旅を始める。
そして、親友 唯は、敵国 倶東国の青龍の巫女となる......。
メインキャラクター
紅南国,朱雀
倶東国,青竜
その他
四神天地書(日本語訳)
(本の中に出てくる四神天地之書の巻き物)
--- 四神天地之書 ---
四神とは、東西南北、四方の地を守護する青龍、白虎
朱雀、玄武。これらは天空の二十八宿を四分し、七星宿
に分かれた各々を司る。その四方のうち、南方に位置す
る七つの星宿の総称である「朱雀」----「南方朱雀七星
宿」の書をここに記す。
国が乱れ滅びんとするその頃、異界の扉を開け放ち、
「朱雀」の神通力を得る為、一人の娘が現われる。
「朱雀」の神通力を手に入れた娘は、その力を持って
国を導くであろう。その娘、「朱雀の巫女」となり、巫
女を護り、力を与える宿命を天より授けられし「朱雀七
星士」を己の手で見つけ出さねばならぬ。「南方朱雀七
星士」、集いしその時、紅南国守護神・「朱雀」は姿を
現し、巫女に三つの神通力を授けるであろう。
南方朱雀七星宿
「井」 僧 面
「鬼」 闘 民
「柳」 宮 武
「星」 皇 剣
「張」 知 童
「翼」 山 炎
「軫」 癒 医
神獣招喚の際、巫女と七星士は気を整え、「無」にな
らなければならぬ。巫女は次に記す祝詞を唱えた後、炎
の中へ、この書をくべよ。
”四宮の天と四方の地、深き法と信と善を以て南方守護
の「朱雀」御身に告げたまわく、我、今是の言を作す。
七宿、天より地に現ずは、御身を渇仰す衆生の為の故。
此に於いて、諸の悪を滅し、その神力で我等を救護すべ
し。唯、願わくは之を聞け。天より我がもとへ降り立ち
給え”
是を天帝の声とし、この朱雀の書を、南方紅南国の太
祖に授ける。