新世紀エヴァンゲリオンに関する考察

1996-08-31 modified
いらっしゃいませ。
人目のアクセスです。

ここでは、新世紀エヴァンゲリオンより思い浮かぶことをつらつらと 書き留めている。


エヴァンジェリスト

エヴァンゲリオンというタイトルを聴いた時、まず感じたのは 「このタイトルはいったい何だ」というものである。

エヴァンゲリオン....恐らくはキリスト教にある、 「エヴァンジェリスト(Evangelists)」 から取ったものと思われる。4thチルドレンなる言葉が出て来た所を みると、4人のゴスペルの作者(エヴァンジェリスト)という考え方は あながち間違っていないのかもしれない。


生命の樹とセフィロートの木

オープニング。かの生命の木がでてくる....。 (この時点でかなり驚いた)。 そしてさらに セフィロートの木 が出てくる。 「これは」と思い調べてみると案の定、17世紀にフラッドにより 心象図化されたセフィロートの木そのものである。


アダム

またオープニング中、一瞬見えるADAMの文字。説明するまでもなく、 アダムであろう。

アダムと言えば、イヴであるとおもう。イヴはアダムの肋骨の一本から 作られたと言われており、また「エヴァ」とも呼ばれている。

地球上の民族は今までに5つの民族が存在し現代の人類は、 第五民族(アーリアン)であるという考え方がある。 ( 始祖民族 ) そしてこの考え方には続きがあり、地球上にはこの後更に二つの民族が現われる だろうと言われている。(話しに出てくる「人類補完計画」との関連を 考えたい)。そういう意味でオープニング中の「アダム」は今後どういう意味を もってくるのか興味がある所である。


リリス

カヲルがターミナルドグマ内でアダム見た際に発した言葉。 アダムではなくリリスであると言った。 アダムの最初の妻であり、サタンの4人の花嫁の一人。 ゾーハルによれば、救世主が現れるまで存在して人間を苦しめ続ける、 とある。

使徒

さらに番組中で登場する「使徒」。最初「しと」とは何だか分からずに 「もしかして「使徒」のことなんだろうか...」などと考えてはいたのだが、 第一話のサブタイトルをみて確認した。襲来する「使徒」。 使徒の名前は、全て天使より来ている。

使徒の数。使徒の数はいろいろ予想できる。 22とも、26とも予想できる。また天使自体の数となればとんでもない 数(億以上)である。また、カルサグ叙事詩から 14とも推定できる。ただし既に14体出てしまっているいま、 説得力はない。


マギ

三台のスーパーコンピュータ、マギ。 マギとは一般に占星術師を指す言葉である。正確には占星術師よりも より強力な力を持っている一族を指す。マジック、マジシャン、 イメージ、イマジネーション等の語源となっている言葉である。

MAGIの3つの名前。 キリスト誕生の際に、祝福きた東方の3博士に由来するものと 考えられる。


カルサグ叙事詩

紀元前3000年頃に粘土板に書かれた叙事詩でおよそ1万2000年前のことが 記されていると言われるもので興味深い物がある。 カルサグ叙事詩と呼ばれる物で、超自然的な物や宗教的な物ではない。

これには楽園エデンの話しがでてくる。ここの住人の説明に以下のような 分が出てくる

「彼等の衣服は驚くべき物なり....紫色をして羽の如し。肩には金色をした 羽としか述べようのないものあり」

さらに次のような文章がある。ニンリルというのは女性(天使)のようで ある。

「ニンリルは培養物を14の切片に分けた。7つの切片を右に、7つの切片を 左にして、仕切りで遮った。14人の経験豊富な乳母が集められた。7人には 男の培養物を、7人には女の培養物が注入された。運命を作り出す物が その存在によって一対ずつ妊娠させた。こうしてニンリルは人間の 土台をすえたのである。」

この14人のうち2人がアダムとイブ(エヴァ)である。現代的に言えば 遺伝子の実験である。

これがユダヤ人のはじまりのような書き方がされているが、このあと 下級の天使が人間の娘に対して欲望を抱き、多くの子供を産ませたとある。 この子供は「ばけものじみて攻撃的であった」 「見はる者たち(最初のエデンの住人)も巨人であったが子供はさらに 巨大であった」とある。これにより大地が荒廃したとある。


アーカーシャ年代記

時に、アカシックレコードと呼ばれるもの。 ルドルフシュタイナーらが、過去から未来までの全ての事象は この次元とは別の次元に存在するアーカーシャ年代記と呼ばれるところに 記録されており、今後のこともそれを読むことで知ることが出来る、 というもの。

いわゆる予言者はこれを読む能力を持つ者の事である。

ゼーレのシナリオとは、このアーカーシャ年代記のような物では ないだろうか。なお、預言者(漢字が異なる)とは、神からの啓示を受け それを代弁する者のことで、予言者とは別物である。



エヴァンジェリスト (Evangelist)

キリスト教にある、4人のゴスペル(福音書)の作者をさす。 マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネを指す。

これは、キリスト教以前の、占星術、神秘主義から、派生した物であろう。


セフィロートの木 (Sephirothic Tree)

カバリストにより、精神界の三次元的イメージの実体を図形的に表現した 物の呼称。セフィロートはセフィラーの複数形で、一般に 「神性の放射」 を意味するヘブライ語と言われている。 セフィロートの木は、この10の神性の放射の連係を図化したものでそれぞれ ケテール、コックマー、ビナー、ケセド、ゲブラー、ティフェレト、 ネツァッフ、ホッド、イェソド、マルクトの10のセフィラーの連係を 表わしている。

この木は、4つの世界(アツィルト、ブリアー、イェツィラー、アッシアー)を 通って梯子状に伸長し、地球面上の物質界から人間にとって最高度の精神性 まで伸びる。


放射 (Emanations)

全てのからだから発するものと想像される、磁気性の霊的影響を表わす呼称。


アダム (Adam)

創世記第一章に於いて、神に創られた「男=女」の名前。 またアダム・カドモン(Adam Kadmon)という言葉があるが、これは 原型的な人間、現在の人間が「精神的」に完璧である事を表すヘブライの 呼称である。

アダム族は7つの始祖民族のうち一番最初の民族である。


始祖民族 (Root Races)

地球進化の間にこれまで5つの異なった民族が有ったと言われ、 今後、地球の未来にはあと2つの民族が現われるだろうと言われている。 第五民族はアーリア族と呼ばれ現在の人類である。 第一民族はアダム族、第二民族はハイパーボーリアン、第三民族は レムリア、第四民族はアトランティス族である。

奇妙な一致として、アステカの古い文献を集めた「バチカン・ラテン古写本」 というもののなかに、現在まで5つの太陽があったとある。 一つ目の太陽、マトラクトリ・アトルは4008年間続き、洪水によって人々は滅ぼされた。 二つ目の太陽、エエコアトルは4010年間続き、風によって滅ぼされた。 三つ目の太陽、トレイキヤウイリョは4081年間続き、火によって滅ぼされた。 四つ目の太陽、トソントリリクは5026年間続き、人々は血と火の洪水の中飢餓で 滅んだ。 とあり、現在は、五つ目の太陽であると。あと二つのことについての記述は無いが 始祖民族との一致がある。


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