ツーリング記録 (2002/08/13〜2002/08/15)



今年は、通常夏休み期間中に、ツーリングにいってきた。行き先は前々から行こうと思っていた、金沢。ちょっと暑いかなぁともおもったが、例によって記録をとして残しておこうと思う。

準備             
今回も、eTrexを使用した。実際の緯度経度算出には、ゼンリンを地図ソフトをしよう。いまはこの手のソフトが 市販されていて、便利になったものだと思う。
ただ、予め緯度経度を入力するのは面倒だったので今回は一覧を紙に出力しておいて必要なときに随時入力する方法をとった。 この方法のほうが便利な気がする。

今回は、中央道を使用する。まだ初日の目的地は岐阜高山だったため、松本I.C.が目的地となる。eTrexには松本I.Cだけを入力して置くことになる。

カメラ類を前回書いたが、今回荷物を増やしてもしょうがないということで、カメラはコンパクトカメラ一つ。フィルムも用意して無かったので途中で購入という手抜き。

前回使用したmp3プレーヤだが、今回は、mpmanを購入していたのでそれを使用。mpmanは内蔵128MBとスマートメディアが使用できるため、本体と128MB、64MBのスマートメディアに目一杯mp3データをいれて持っていった。

一日目                

普通に地元の八王子I.Cから中央道にのる。ガソリンは初期状態で満タンにしておく。なんといってもタンク容量の小さなX4(もとい、燃費の悪いX4)なので 高速道路はできるだけ無給油で先に進んでおきたい。

中央道はとくになにがあるわけでもない。高速に入った一つめのパーキングで荷物チェックをするのは基本としてあとは大きめのサービスエリアで 適宜休憩をいれつつ走る。結局、途中でガソリンが怪しくなり、諏訪湖S.Aで給油。

158km走行で、8.6リットルの給油量。意外と減って無い。というか、燃料計狂って無い?

松本I.Cで降りて野麦街道を西へと進む。車は比較的少なく走り易い道だ。

奈川渡ダムというところで道は分岐しているが、この分岐がトンネルの中にある。私の進んだ道はここから新奈川温泉方面。じつはほとんどそちらに車が向かわない。ここでダムをみつつ写真をとって、休憩。

新奈川温泉から、上高地乗鞍林道にはいる。ここは二輪310円の有料道路。そんなにひどい道でもないし、上のほうに行くと景色もいい。有料道路終わりに有る一ノ瀬食堂というところで昼ご飯。かるく蕎麦を食べる。

ツーリングマップルにはここのソフトクリームがいいとかいてあるので、併せてそれも。いや確かにおいしかった。このあたりはかなり暑い。山とはいっても十分暑い。単車のエンジンがかなり熱いのですでにへばり気味。

乗鞍高原温泉の交差点から、乗鞍山方面へ向かう。標高2700mに挑戦である。というのも、まえのGB250だったら、空気が薄くてエンジンがストールしてしまうような標高だからだ。まさかそんなことはないだろうがそれでも2700mという車道はけっこうすごい。

乗鞍山反対側の、乗鞍スカイラインは来年から一般車通行止ということで、実は今年が自分で走れる最後の年。きっと頂上付近は渋滞だろうと思ったら案の定渋滞。全然進まない。狭い道で群れはしたく無かったが単車だということで中央線付近をがんがんと前に進む。こうでもしないと、日が暮れてしまう。

実は、乗鞍に入ったあたりで給油をする予定だった。ところが、無いのである。スタンドが。結局そのまま乗鞍山に突入してしまったわけだが頂上付近の心境は「スタンド...」。そればっかりだった。そのまま乗鞍スカイラインを下ったわけだが、無理をしないでかなりのエコランであった。

今日の目的、そのには、平湯温泉にはいること。スタンドはその付近で無事発見。128kmで7リットル。たいして心配するほども減っていなかった。

平湯温泉でしばしのんびりする。駐車場では単車にのったひとに話しかけられた。単車乗りってのはどういうわけか、知らない人でもすぐ話をする傾向に有る(笑)。このひとは翌日私と逆コースを走るらしい。早朝から走り渋滞をさけるとのコト。

平湯からさらに西に進む。単調な道で、そのまま高山市内にはいる。高山、ナニがある、というわけでもないが、小さな町だが雰囲気は結構いい。宿は高山の駅からほど近い「お宿萬里」。民宿かな。でも宿のひと、そのたいい感じだった。食事は小食の私にとってはちょうどいい。単車をとめるスペースもそこそこあった。

二日目                

二日目は高山からさらに西へと進む。白川街道というみちを進み、東海北陸自動車道に添う形で一般道を走る。そのまま白川街道を北上。御母衣(みぼろ)湖沿いを走る。

この北端には、御母衣ダムという、日本では比較的珍しいロックフィルダムがある。名前も変わった名前だが、北側からみるとほとんど城壁のようなこのダムは見た目も相当変わっている。

さらに北上をすると、白川村にはいる。ここは合掌造りの家屋で世界遺産に指定されているところだ。さすがに観光客がおおい。ので、かるく写真をとりつつ通過。でも、たしかにこの家屋はすごい。

東海北陸自動車道の五箇山手前に、上平という道の駅が有るので、そこで休憩しつつ買い物。飛騨といったら朴葉味噌ということでお土産に買う。

併せて給油。134kmで6.8リットル。

五箇山からは高速道路を使った。というのも今日はこのあと目的地の金沢を通過して能登半島に行きたいからだ。

五箇山から小矢部砺波Jctを経由して、金沢東I.Cまで一気に走る。そこからは金沢市内には向かわずにそのまま内灘町のほうへと向かう。ここから海岸沿いの有料道路「能都道路」を走る。

能都道路は部分部分で料金を徴収される。そんなに高く無いけど。今浜I.Cで一度能都道路を降りて一般道へ。ここからは砂浜に道路がある。この時期海水浴でかなりすごいコトになっているが、実際単車で砂浜を走って見たかった、ってのがあった。実際には砂がかなりしっかり締っている為、走行には全然問題がなかった。

ひと区画走った後は、そのまま一般道を七尾方面に向かって走る。目的地は七尾のフィッシャーマンズワーフ。

七尾のフィッシャーマンズワーフで遅めの昼ご飯。フィッシュアンドチップスという、イギリスでは定番の料理。結構量があっておいしかったけど、あの白身魚なんだろう。わかんなかった。

ここは市場なのでついでに実家宛にお土産を送りつける。

ついでに給油。124kmで7.1リットル。

帰りは七尾近くの高田というところから、能都道路にはいり一気に金沢へと向かう。行きはそこそこ道路が混んでいたのだが帰りは空いていた。

このあたりから天候が怪しくなってくる。できればふられたく無いので急いで金沢へ向かうが、金沢駅近くで土砂降りとなる。すぐホテルについたのだが5分くらいの差でびしょ濡れ。

チェックインをすませ、着替えた後、食事をかねて散歩。時間は既に夕方5時を回っていた。

金沢に関してはガイドブックを見ていただいたほうがいいとは思う。町並みがさすがに古い(良い意味で)。さきに、市場のなかにある寿司屋(回転だけどね)をみつけておき、そのあと2時間程度散歩をした。このときは既に雨は上がっており、なかなかいい感じだったとおもう。

食事は回転寿司、とかいたが漁港ということもあり、魚は新鮮なのだろう。ついでに酒も飲みつついい加減酔っぱらって、ホテルにもどった。

じつはホテルの部屋の前が、大浴場。さっと風呂に入る。

ホテルは、金沢セントラルホテル。ほとんどビジネスホテルじゃ無かろうかという感じだが、ここ部屋によってはパソコンが設置されている。実は今回その部屋を予約した。

基幹が光とりことで、実際かなりの速度を出していたし、マシンも512MB積んだDELLのマシンでかなりのスペック。旅行にきてまで何やってんだという感じだが、悲しい性だと思ってくれるとうれしい。

三日目                

翌朝、朝ご飯はホテルのバイキングですませる。

今日もハードスケジュールである。チェックアウト後、金沢東I.Cから北陸自動車道を新潟方面に向かって走る。糸魚川I.Cまで一気に走ることになる。途中魚津で給油。何キロ走ったのが不明で、8.94リットル。結構走ったものと思われる。

糸魚川I.Cからは松本街道を南下。長野県大町から西へ入り、黒部ダムへ向かう。

黒部ダムを単に見たかった、というだけの理由だったのだが、このあたりでまたしても雨が降ってくる。しかたなく今回はレインジャケットを着ての走行。かなりの降りだったため飛ばすことはできないがじき雨は上がった。

黒部ダムには、通常見るのにかかる時間の約半分しかいなかった。というのも、ほとんどトロリーバスをトンボ返り。でもまぁ、放水はすごかったかなと(感動なさすぎ)。

帰りの大町で給油。167kmで8.3リットル。

黒部ダムをあとにすると、もうつぎは帰るだけである。麻績I.Cから長野自動車道に入るつもり、だったのだが、途中抜けるべき道がなんと崖崩れの為通行止。しかも迂回路がないという状況で急遽豊科I.Cに向かう。

このあたり既に相当渋滞していた。諏訪湖で花火大会がある、ということで一般道、高速道ともに大渋滞。豊科から高速道路に入ったもののひどい渋滞で、しかたなくすり抜けを敢行する。

長時間のすり抜けは疲れるのだが車に合わせて走っていてはたまらない。諏訪湖周辺の渋滞はひどいものであった。

中央道双葉で給油。144kmで7.91リットル。

このあたりでようやく渋滞解消。やはりこの時期の上りは渋滞がひどい。

そんなこんなで午後8時頃に帰宅。

走行記録については、途中の走行距離の記録を忘れていた為意味がない、ということで今回は省略。

金沢は今度は電車でもうちょっとのんびり行きたいかな。町としてはいいところだとおもう。新しい町と古い町が不思議に融合した何ともいえない町だった印象がのこっている。